本を作りました。
今回の『旅するくつ展』にあわせて、今までの自分の旅のお話をまとめて本にしました。

胸のわくわくを押さえきれずに不安も一杯かかえながら、大学を卒業してすぐに日本を飛び出して、ずっと憧れだった馬旅をし、その後どうして旅中に靴作りをはじめたのかを綴っています。

今まで旅してきた経験が、こうやって何かしらの形にでも目に見える物になったのは、自分にとってとてもとても大きな意味があります。僕が遠い知らない土地を、将来の確約もなく旅することで、今まで家族をはじめ様々な人に沢山の心配をかけてきました。そういった人々に『僕の旅はこんなだったのです。そしてこんなことを考え、こんなことを学んできたのです。そのおかげでぼくは今はこうやって生きることができ、これからはこうやって生きていこうと思っているのです。』と本をとおして少しでも伝えられたらな、とおもっています。

今回本を作るためのお手伝いを、というか編集の作業を全部やってくれたえりこさん、本当にありがとうございました。僕の『旅の話を本にしたい。』という頭のイメージがこんなにも早く形になるとは思ってもいませんでした。ぼくにとってとてもとても大きな一歩となりました。

あの、本といいましても、出版会社から出版されてるような本じゃなくて、1冊1冊印刷して、手で製本して作っています。

展示会場で販売させていただいているので是非見てみてください。

『旅するくつ展は』、今週末までです。



『1冊1冊心をこめて製本しています。』
| 旅するくつ展 2009。 | 23:17 | comments(4) | trackbacks(0) |
TABI食堂 −Raw Food-。  
『旅するくつ展』開催中です。



詳細は過去の記事よりみてください。

今回はRawFoodのお食事も出していま。
動物性食品は一切なしで料理をしています。

RawFoodとは?
Raw=生。野菜や果物を生のまま生きた命を頂くというお食事です。生きた食べ物を頂いていると本当に心と体が生き生きしてきます。

食べ物が生きているとはどういうことなのでしょう?
それは酵素が生きているかどうかということで、酵素は約47℃前後の熱で死んでしまいます。なので、もし加熱調理をするとしてもその温度以下なら酵素は生きているということになります。酵素は私達の体の中で消化を助けてくれたり、新陳代謝を活発にしてくれたりと、とても重要な役割を果たしてくれています。

『えー、全部なまのまんまたべてるのー?』と初めて聞いた方は思われるカも知れませんが、ぼくは単純に美味しくて、楽しくてRawFoodをやっています。そしてそのおかげで沢山の心と体の気づきの連続でもあります。

僕のRawFoodとの出会いは6年前の2003年、BrazilであったRainbowGatheringででした。そこでRawFoodをやっているグループの人たちと会って、彼らから初めてRawFoodの話を聞きました。そのときは『えー、この人達生の野菜と果物をぼりぼり食べてるだけなの?!ウサギさんですか?』と思っていました。『えーそんな厳しくしなくても、美味しい物食べようよ。』とも。

その後の北中米の旅でGuatemaraのSanMarcosで1週間の断食をする機会を得ました。1週間の断食明けにマンゴーを1つ頂いたときに、マンゴーからのエネルギーが体中に満ち渡るのが感じられ、それだけでとてもハイな状態になって、とてもとてもびっくりしました。1週間の断食で体がクリーンになったことで、自分の体に取り込む食べ物のがどう体に影響するのかを今までになく敏感に感じられるようになったのだと思います。考えてみれば、果物は樹木が1年かけて大地の水を根から吸い上げ、太陽の光を葉から吸収し出来上がった結晶のようなものです。それはもう自然のエネルギーで一杯に決まっています。この断食の経験から、食べることについての考え方が変わり、何を食べるのかを意識しだすきっかけとなりました。

その1年後またSanMarcosに戻ってきて、このときは4ヶ月ほど奇麗な湖のほとりで暮らしていました。毎朝、日の出前におきて湖で瞑想し、朝日を拝め、湖で泳ぎ、Yogaをして、朝ごはんにマンゴーやパパイヤの果物を食べるという生活をしていました。特にRawFoodを意識しているわけではなかったのですが、生の果物や野菜が一番心と体を満たしてくれる食べ物だったのです。こんな生活を毎日していたら、もう普通に毎日朝から晩まで体中にエネルギーが満ち満ちてて、幸せ一杯の状態になってしまったのです。このときもまた断食したときと同じような『なんだこれは?』という驚きがありました。そのとき一緒に旅してたJustinが『いいか、Takuya、RawFood は So Great なんだぞ。』とよく言っていました。そして僕もだんだんRawFoodのことを意識するようになってきました。

その後まだRawFoodにまつわる話があるのですが、時間がないのでまた今度書きます。(あわただしくて、結局今やってる展示会の日記が日程の半分すぎてから書いてるよ。。。)今から仕込みをしないと。

まー、うんちくは色々ありますが、それは抜きにしても、とても美味しい料理だと思います。もしよかったらこの機会に味わってみてください。


『本日のプレート』


『カシュークリムのズッキーニパスタ』


『カシューライムチーズケーキ』
| 旅するくつ展 2009。 | 08:35 | - | - |
サボテンバックの作り方。
メキシコ、グアテマラのMayaの人々が伝統的に作っている網バック。




マゲイと呼ばれる植物から繊維を取り出してつくっています。
アメリカではアガベと呼ばれていて、日本語名はリュウゼツランです。


とても大きな植物です。

メキシコではマゲイからあの有名なお酒・テキーラをつくったり、蜜はとてもあまくシロップも作ります。アメリカでは、アガベシロップという名前で自然食品屋さんで売られているのを目にしました。
あとは、一生に一回咲かすお花の幹の部分をつかってディジュリドゥやドラムも作ったりできます。とにかく万能な植物なのです。

マゲイは見た目からサボテンの一種だと思っていたので『サボテンバック』と勝手に呼んでいたのですが、今回調べてみたところ、もとはユリ科に分類されていたリュウゼツラン科の仲間で、サボテン科ではないみたいです、すみません。。。


それでは、バックの作り方を見てみましょう。
メキシコ・グアテマラで広くこのマゲイのバックを見かけますが、その部族ごとに少しずつ、編み方やデザインも違います。
今回は、ぼくもしばらく住んでいたグアテマラにある湖 Lago・Atitlan のほとりの村 San・Marcos に住むMayaの人々の伝統的なやり方を紹介します。


「葉を切って、」


「水に何日かつけて、葉肉の部分をふやかし、」


「叩いて、」


「削いで、強い繊維ぶぶんを取り出し、」


「結って、ロープ状にして、編みます。」


「そして、棒で編んでバックにします。」



本当に頑丈で使いやすいバックで、ものが何も入っていないときは小さくなるので、ぼくのたびの2ndバックとして必需品となっています。
メキシコに住んでいたときは、お買い物バックとして大活躍してくれました。リュックからサボテンバックをとりだ出して、買った野菜や果物をぽんぽん放り込んでいきます。入れたら入れた分だけどんどん膨らみ、しかも野菜の形状に合わせて大きくなるので何でも入れ放題です!!






「これらの写真を送ってくれたスザーナ(右の女性)。」

ドイツ出身のスザーナはSan・Marcosに定住し、先住民の人々と一緒になって地域改善のためにボランティア活動しているをしている女性です。僕がとても尊敬している人です。
今では、マゲイでバックを作れる技術を持っている人も老人に限られてきて、いまではマゲイのバックの代わりにナイロンロープで作ってあるものも見受けられます。そして、この作業をするための湖の浜辺や、岩打ち場も観光目的のための施設等に取って代わられようとしているようです。。。。




「伝統も植物も守っていこう。」


「頂いた分は、母なる大地にお返しします。」


「San・Marcosの女性はみな赤いウィピル(先住民の方々の民族衣装)をきています。村々によって色、刺繍が異なるので、ウィピルを見ればどこの村の人かわかります。」


「Lago・Atitlan」


今回いくつか持って帰ってきたので、30(火)からの原宿の展示会で是非手にとって見てみてください。




| 旅するくつ展 2009。 | 08:24 | comments(4) | trackbacks(0) |
旅するくつ展@ルシャレ 開催中。
昨日よりルシャレでの展示始まりました。

ルヴァン、ルシャレのスタッフは毎朝、皆でお店のOPENまえに大きなテーブルを囲んで朝ごはんを食べているようです。僕もご一緒させてもらったのですが、こんなにわいわいと楽しく朝ごはんを食べることがなかなかないので、とても幸せな気分になりました。みんな本当に仲良くて素敵なFamilyだなと思いました。居心地の良いお店というのはこういうことなんでしょうね。

ぼくは、木曜日のおやつごろまで、金曜日のお昼まで、日曜日にルシャレのほうにいる予定です。

展示は月曜日までです。

ぜひ、どうぞ。



| 旅するくつ展 2009。 | 17:17 | comments(2) | trackbacks(0) |
旅するくつ展 2009。
2年ぶりの展示会をやります。

まず来週より代々木八幡のおいしいおいしい天然酵母のパン屋さんルヴァンの併設のCafeルシャレにて。おもにメキシコやグアテマラの先住民族の人たちの手作りの品々を並べたいと思っています。今まで作ったくつも見て頂けるように並べますが、ここでのオーダーの受注は致しません。パンを食べに来るだけでも価値ありです!

そして6月30日から原宿の交差点のすぐ裏にあるお友達のMieちゃんの美容室giftの一室をかりて受注展示会をいたします。RawFoodのご飯も作ってお出ししたいと思っています。

皆さん是非遊びに来てください。

お知らせの葉書(↓の写真。)を欲しい方はMailにてお名前と送り先住所を教えてください。
Mail送り先:umatabikutuアットマークyahoo.co.jp


 ≪TABI 旅するくつ展 2009≫

自然の大地を踏みしめ、都会のアスファルトの上を歩く、母なる地球を旅する。
僕たちはいま、ここに生きている。 それをいつだって感じていたい。。。。
TABIはぼくが一緒に中米を1年間一緒に旅した馬の名前です。

『旅するくつ展
〜メキシコ先住民族てづくり市〜』@ルシャレ
2009.6/2(火)〜8(月)
10:00〜19:30(月-土),10:00〜18:00(日)/水曜休
☺くつは展示のみ。
ルシャレ:東京都渋谷区富ヶ谷2-43-13/03-3468-9669

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『旅するくつ展』@ gift
2009.6/30(火)〜7/5(日)
11:00〜18:00(火-木), 11:00〜19:30(金-日)
☺くつのオーダーメイド。 足型を取って、 一人一人
 オリジナルのくつを作ります。 オーダー限定10足ほど。

『TABI食堂・生』
☺展示期間中ローフードカフェOPEN。
 テイクアウトもあり。 8月より同店にて
 週末限定ランチ&スイーツカフェOPEN。
☀ローフードとは火を使わず生のまま
 生きた命をいただくお食事です。

gift:渋谷区神宮前6-9-14美鈴ビル3F(2F gift美容室)/03-5469-9009

PHOTO:杉山正直




| 旅するくつ展 2009。 | 10:21 | comments(2) | trackbacks(0) |
| 1/1PAGES |